障害になりたい凡人たち

　人間、突出している才能や、努力、インフルエンス能力、美貌などあれば、「特別」な存在になることができる。

　しかし、近年増えているのが、「障害詐称」である。

　医師による診断を受けていないのに拘らず、「インターネット診断」などというお遊びのようなもので「障害」を名乗る。

　ことさらに悪いのは、インターネット大百科で、医学的な根拠が不明の情報に触れて、「こういう部分があるからこの病気だ」などと「セルフ診断」までしてしまうことだ。

　取返しがつかない。

「特別」になりたいなら、己の「生涯」で示せ。