ギターを練習しようと思った。でも大事なのってテクニックじゃなくてあふれるメッセージ、執念、恨みつらみ、欲求不満、呪いだ。
ロックなんか手段にすぎない、表現できるなら踊り子でも歌い手でもなんでもいい。
ライブハウスは死にぞこない、テレビはネットの後追い。
肝心のインターネットは誰かの食べカスの寄せ豆腐だ。
アイドルになるのに金が要る世の中で良いのか?バイトをして生活費を稼がなければ表現してはいけないのか?全員に気に入られなければアウトなのか?マジ疑問なんですけど~
スラム・ロックはもう死んだのか?
パソコンが買えない人間、高級な携帯電話やカメラを持っていない人間は、あふれ出る欲求をテロリズムにぶつけることしかできないのか?
貧民街で ロックスターはもう現れない。
お金持ちが正義のこの汚染された川みたいなインターネットで、ロックで売れるためには電通に多額のワイロを送ったり、有料機能を使って大幅に広告さえすればいい。高級なカメラで”奇麗な”映像を撮って、それに乗せてうすっぺらい歌詞で歌えばいい。歌が作れないなら金を使って誰かに作らせればいい。馬鹿な人間たちは大喜びでこの”ロックサイボーグ”の誕生に薄っぺらい感動をするのだろう。
そうして作られたロックサイボーグが神格化されるのだ。
何もロックに限った話ではない。アイドルだって同じだ。高いレッスン料を払えば”空っぽアイドル”には簡単になれる。金さえあれば誰だって自分をアピールできる。
ロックは死んでいいのか?富裕層のオモチャにされて悔しくないのか?ルサンチマン(要は負け組の勝ち組への嫉妬感情)を失った音楽なんてBGMにすぎない。
音楽をBGMにしたのは自分たちだということにいい加減気づくべきだ。
ロックは死んだと謳う自称ミュージシャン様たちが自分からロックをBGMにしていっている。
インターネットの普及によって簡単になったのは、お金持ちのオナニーだけだ。
スラム街、表現したいなら死ぬしかないよ。もうとっくに戦争は始まっているさ。