アンドロジナス・イド(Android)
人間は、かつてアンドロジナスであった。リビドー、本能的衝動などはイドであり、ことに異性を無意識に求めることはイドの中でも「アンドロジナス・イド」と勝手に名付けている。アンドロジナス・イドに支配される人間は、人間らしくサルから進化したというダーウィンの進化論を裏付けることになる。
しかしここで矛盾が生ずる。人はもともと神が造りし「アンドロジナス」という両性具有の形であって、半分に引き裂かれてもう一方を求めるのが戀愛。という説と、その「神」を真っ向から否定する科学派のダーウィンの「サルから進化」という説とはまったく相反している。
近代の異常愛者、無性愛者の台頭、それによって後天的にダーウィンの進化論がやや優勢に思える。
中世には異性愛者が当然とされ、座敷牢や魔女狩りに遭っていた、と言われている。
魔女狩りは現代も続く。
処刑人、執行人に告ぐ。「多様性」などという綺麗な言葉で片付けてよいわけがない。
解決に必要なのは革命だ。血なまぐさい、殺し合いだけだ。