騾黒愛(Lark roa)

larkroa@gmail.com

安楽死について真剣に考えた

安楽死

末期の病気の患者にっ毒物が投与されたり、辛くていっそ、殺してくれ。

そんな人々におススメの制度。パスポートが有っても重病がなけりゃ...と嗤われる。

 

安楽死安楽死と云ふけれど。実際に「安楽死制度」が導入されると如何変わるのか、考へた。

 

一 医者のイメエジ低下。主に外科医。

 

 

高収入高学歴好安定、其れが幻影と変り、

「ええ、外科医?人殺しじゃん」と相成る。

 

そうして、外科医の成り手が減少することは明白で或る。

最年少の外科医でも二十代であるから、続けたとしても、四十年には外科医は壊滅する。

残るのは宗教か、民間療法の復興か。

 

二 医療費の高騰。

 

以前まで数千円で済んでいた診察代、薬価が高騰する。

死に至らしめる薬品が高いことと、人を手にかける医師への、云わば死刑執行人の早アガリのやうな給料が必須と成る。

 

安い薬剤を出すよりも、いっそ致死させた方が医者の報酬は高くなる為で或る。

 

三 麻酔の衰退

 

麻酔をして意識を失っている折、医者は致死の薬剤を使用しない、という楽観思想は消へ失せる。

苦しみの方が、死より遙かに安全だ、と考へて了うのは、動物として当然と云えよう。

 

四 政治屋の不審死

 

言わずもがな、政治屋は人の支持と反感を同時に買う生き物で或る。

そうして仮に体調不良で顔の売れて居る政治屋が医者にかかったら。

 

自らが兵器を持って居て、汝の敵が来たら如何するのであろう。

 

如何するのであろうか。